現在虫歯予防に効果があるものとしてEVIDENCE(根拠)があるものは、フッ素のみです。
むし歯は細菌がつくり出す「酸」によって歯が溶かされる病気ですが、フッ素は歯が酸に溶かされるのを防いで、むし歯になりにくくする働きがあります。
また、初期のむし歯であれば、溶け出したミネラルの補給を促し(再石灰化)、健康な歯に戻す働きもあります。
そのため当院では、虫歯の予防でフッ素を塗布しています。
また虫歯のリスクが高い子には、洗口法をお勧めしています。
市販のハミガキ粉にもフッ素は配合されていますが、当院で使用しているフッ素(NaF)は市販のハミガキ粉と比較すると10倍程度の濃度があります。
虫歯予防 フッ素の応用
お子さんを歯医者さんへ連れて行くのは、「乳歯が生える時期」と「生え替わりの時期」に分かれます。
■乳歯が生える時期(1歳半から3歳)
乳歯は、上下の前歯12本と奥歯の4本が生えてきます。
地方自治体でも歯科検診を行っているので、担当した歯医者さんに診察してもらいましょう。
■生え替わりの時期(6歳から12歳)
6歳頃から12歳になる頃までに乳歯が生え替わり、永久歯になります。特に、第一大臼歯と呼ばれる奥歯は大きな溝があるためブラッシングが難しく、虫歯になりやすい場所。シーラントという処置により奥歯の溝を埋め、虫歯予防もできるので、永久歯が生えた時点で歯科を受診するとよいでしょう。
子どもを歯医者に通わせるタイミング
小さなお子さんの食生活や歯みがき習慣などは、生涯の口腔内の状態を方向づける大切な役割を果たします。
幼い子供が虫歯になってしまったとき、慣れない環境でいきなり治療をしてもいい印象にはなりませんし、治療自体もなかなかうまくいきません。子どもの時の治療でトラウマをもっている大人も多いのではないでしょうか。そのため子どもを歯医者嫌いにさせないためには最初が肝心で、いきなり治療ではなくまずは慣れていくところがポイントだと考えます。
まず一番に考えるべきこと
小児歯科


Check-Up (歯磨剤) 500ppm-950ppm
Check-Up (洗口剤) フッ化ナトリウム0.1%





当院で使用しているフッ素