ここではインプラント治療を受ける患者さん全員が知っておいていただきたいものを挙げていきます。
■ 金属アレルギー
インプラントは主にチタンという金属が使用されています。
一般的にアレルギーが少ないと言われていますが、近年金属アレルギーの報告されています。
■ 追加のインプラント処置
ご自身の歯とインプラントをつないでブリッジにすることは過去の論文等で予後がよくないことはわかっています。そのためインプラント治療が終わったのちに、隣の歯がなくなった場合には、基本的にはインプラントを追加しなければならなくなります。
1、安全性の高いインプラントを採用
現在日本国内だけでも数十のインプラントメーカーがあり、それぞれのメーカーが自社の臨床成績・評価をしています。
当院ではその中でも最も安全性の高い、"Strauman"というメーカーのインプラントを使用しています。
このメーカーの特徴は豊富な臨床データに基づき、信頼性が高いことです。歴史的にみると、スイスのベルン大学とストローマン研究所の協力で開発され、今では全世界で使用されています。
当院ではインプラント手術後10年間、患者様が万が一再治療が必要になった場合、保証限度額を上限に無償で治療を行っています。
保証限度額
インプラント体 200,000円
上部構造 100,000円
インプラント治療
インプラントとは
インプラントとは顎の骨に手術で穴をあけて人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上から被せ物(上部構造)をいれる治療法です。
抜歯したあとの治療法として、ブリッジ・入れ歯・インプラントと3通りがありますが、その中でも一番歯があったころに近い噛み心地を得られるといわれます。


2、リスクの説明
当院ではインプラント治療におけるリスクに関し、治療前に十分に時間を取り説明致します。
(個々の患者さんによってかなり異なる場合があります)
3、設計のシュミレーション
トッップダウントリートメントといいますが、CTをスキャンしてシュミレーションソフトを用い、まずは理想的な本歯の位置を決めていきます。その位置を決めた後インプラントのポジション、大きさ、太さ等を決めます。
精密な設計をもとに手術をすることで、予後の良いインプラント治療ができると考えています。
4、術中の感染予防対策
術中の感染は初期のインプラントの失敗に繋がります。
そのため当院では感染対策として大学病院勤務していた時と同様の滅菌対策をしています。